今回は、阿蘇カルデラスーパーマラソンについて紹介します。
公式サイトが閉じているようですので、私の体験談をもとにお伝えしたいと思います。熊本地震以降、この大会は開催されていません。
コース・制限時間・特徴
阿蘇カルデラスーパーマラソンは、カルデラをぐるっと回るコースで、100kmの部と50kmの部があります。フルマラソンの距離を上回る、ウルトラマラソンです。
100kmの制限時間は、13時間30分です。100kmマラソンは、14時間の制限時間の大会もありますので、制限時間は少し厳しめと言えます。
13時間30分の間に、数カ所で関門があります。
100kmの部は、早朝のスタートです。会場近くにテントを張る人、車中泊、ホテルや旅館に宿泊、夜中の移動、と様々です。
レースでのコンディションを考慮すると、ホテルに宿泊するのがベストだと思います。
この大会の特徴は、高低差の凄まじさです。前半に登って走るのも難しい急坂、足の疲労が蓄積した終盤に駆け下りる急坂。
そして、阿蘇の雄大な景色です。ランナーの周囲を囲む自然、遠くに見えるランナー、振り向いても遠くにランナー、見下ろすと登ってくるランナー。
実際に見て欲しいと思います。写真を1枚だけ貼付します↓
体験談・攻略の難しさ
50kmに2回、100kmに2回、挑戦したことがあります。
50kmは2回とも完走していますが、100kmは1回しか完走していません。
2014年に100kmを12時間51分で完走しましたが、その3年前に挑戦した際には、60km過ぎで収容車に収容されました。
この時は、50km過ぎの関門がギリギリの状況で、完全に時間制限に追い込まれて間に合わず…
原因は、力量不足と腹部の不調でした。力量が足りないのは、超長距離へのトレーニング不足であったこと。腹部の不調は、慣れないウェアを着用して、腹部の圧迫でトイレで時間を無駄にした、その結果、大きくタイムロスしてしまいました。
リベンジ・再挑戦〜鈍足ランナーの戦略
2014年に100kmに再挑戦を決意しました。
サブ4すら達成していないランナーがどのように100kmの完走を目指したのか?
次のような準備をしました。
2月〜5月にかけて、十数週間連続で、30km〜40km走越え(50km越え2回含む)を休みの日に週一回、という練習をしました。長い時は8時間近く…
会社の休み時間は、短い時間でも、自分の席の周りで、足腰の簡単な筋トレをしてました。
これだけのトレーニングをしながら、普通に翌日は会社に行ってましたが、異変も感じていました。帰宅途中の徒歩中に力が抜けて、足が止まったこともありました。
この時、体脂肪率は6〜8%台まで下がり、取引先からは「顔が小さくなった」と言われました。
ただ、100kmいけるかも… の自信が身についていました。
直前期は、1週間以上の休足をしつつ、100km本番に向けて全ての関門時間の把握と通過予測時間のシミュレーションを行いました。
このような準備のおかげで、フル通過タイムは4時間40分、50km以降も失速せずに走ることができ、100kmの完走を達成しました。
私のような遅いランナーにとって、100km完走に必要なことは、立ち止まらないこと と スピード です。
そのために必要なのが、40km〜50km超のトレーニングです。
100kmへの挑戦、再び
2014年の完走以来、再び100kmを走りたいと思っていました。
しかし、2016年に熊本地震が発生し、阿蘇カルデラスーパーマラソンへの挑戦を実現できずにいます。
100kmに挑戦したい、再度挑戦するならば、阿蘇がいい。
阿蘇カルデラスーパーマラソンの開催を待ち望んでいます。
2021年の開催に期待しています。
フルマラソンのその先、100kmの頂 を再び!
そして、熊本と阿蘇の復興を願います!
(50kmの部よりも、100kmの部がオススメです)
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